史上8頭目の無敗2冠なるか。皐月賞馬のジャスティンミラノ(牡3、栗東・友道康夫厩舎)が、主役として日本ダービー(3歳牡牝・GI・芝2400m)に挑む。

 ジャスティンミラノは父キズナ、母マーゴットディド、母の父Exceed And Excelの血統。母は11年の英G1ナンソープSの覇者。半姉のマジックアティテュード(Magic Attitude)は20年の米G1ベルモントオークスを制している。

 ここまで3戦3勝。昨年11月の新馬(東京芝2000m)、今年2月の共同通信杯と東京でデビュー2連勝。続く前走の皐月賞は初めての中山、さらにプラス10kgの馬体重と気になる材料もあったが、結果的には杞憂に終わった。中団前から渋太く伸びると、外から迫るコスモキュランダ、内で粘るジャンタルマンタルを抑えて先頭でゴール。史上21頭目となる無敗での皐月賞制覇を果たした。

 迎える今回は東京に舞台が替わるが、これまで2戦2勝だから、プラスになってもマイナスになることはない。レースセンスがあるので、400mの距離延長もどんとこいだ。戸崎圭太騎手の悲願ともいえる日本ダービー制覇、そして友道康夫調教師にとっては歴代単独2位の4勝目がかかる一戦。大本命らしい走りで、史上8頭目の無敗2冠といきたい。