Dai(ダイ)はこのほど、ECサイトを中心にクレジットカード決済サービスを提供するゼウスとの協業を開始し、BtoBの受発注業務をEC化するクラウドサービス「Bカート」において、4月11日より「Bカートクレカ決済」の提供を開始した。これにより「Bカート」を利用する事業者は、自社ECサイトへのクレジットカード決済導入が容易になる。

Daiの運営する「Bカート」は、BtoBの受発注業務をクラウド化するカートサービス。導入実績は1500社を超え、延べ60万社超の法人、および事業者の取引に利用されている。

このほど、国内決済代行業界のパイオニアとして、ECショップやBtoB事業者向けにクレジットカードをはじめとするオンライン・実店舗向け決済サービスを提供するゼウスと協業し、その決済サービス基盤を活用し、「Bカート」利用事業者向けのクレジットカード決済サービス「Bカートクレカ決済」の提供を開始した。

これにより「Bカート」を利用する事業者は、運営するECサイトにおいて、システムの追加開発を行うことなく、PCI DSS Version3.2.1に完全準拠かつ、EMV 3-Dセキュアに対応したクレジットカード決済を簡単に導入できる。決済処理はサイト内に決済画面を埋め込めるトークン型となっており、画面遷移もなく買い手側がスムーズに決済を行う事が可能だ。

DXが推進されている時代の中で、企業間取引(BtoB)における請求業務の負担は、売り手・買い手双方の企業にとって大きな課題となっており、オンライン処理で効率化を実現するクレジットカード決済へのニーズが高まりつつある。

Daiは、BtoB-ECサイトの運用においては、売り手側の業務効率化だけでなく、買い手側の利便性への考慮も重要なポイントとして浮上しているとし、今回の「Bカートクレカ決済」の提供に至ったとしている。

「Bカート」を利用中の企業はもちろん、「Bカート」を用いた自社ECサイトの立ち上げを検討中の企業にとっても馴染みのある名称を採用し、より分かりやすく、より安心して利用できるとしている。