キャスターの辛坊治郎が3月4日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。明治が同日、イギリス北部スコットランドに古くから伝わるキャンディーをイメージして1971年に発売した「チェルシー」の出荷を月内にやめると明らかにしたことを巡り、「硬い食べ物が若者に好まれなくなっている。大阪にとっては大ダメージだ」と指摘した。

発売50周年ロゴ入りパッケージのときの「チェルシー」  〜株式会社明治(2021/7/6)プレスリリースより

発売50周年ロゴ入りパッケージのときの「チェルシー」  〜株式会社明治(2021/7/6)プレスリリースより

明治は4日、スコットランドに古くから伝わるキャンディーをイメージして1971年に発売した「チェルシー」の出荷を月内にやめると明らかにした。販売低迷が理由で半世紀余りの歴史に幕を下ろす。

辛坊)「チェルシー」がついになくなってしまうんですね。私の世代にとっては、子供時代の高級菓子の代表です。かなりお洒落な感じでした。

この番組をうまく進行させようと毎回、放送直前に血糖値を上げようと、いろいろな物を食べています。本当は口寂しいからなのですが…。最近、飴が適しているのではないかと気づいたばかりでした。

ところが、最近は硬い食べ物が若者に好まれなくなっています。大阪にとっては大ダメージです。飴といえば大阪ですからね。大阪には、おばちゃんが会話のツールとして飴を持ち歩き、相手に配る「飴ちゃん」文化があります。

また、プロ野球で昨年、38年ぶりの優勝を果たした阪神タイガースの岡田彰布監督が好物だということで注目が集まった「パインアメ」の製造元である製菓会社「パイン」(大阪市天王寺区)をはじめ、有名な飴の製造会社が大阪には多くあります。

そんな硬い飴を若い人が食べなくなっていることは、大阪の基幹産業にとって危機的な状況です。