<UX大角怜司アナウンサー:れいじフルスイング>

野球が大好きな私はこの春、とてもうれしい気持ちになっています。オイシックス新潟アルビレックスBCの健闘や県勢NPB選手の活躍で県内の野球界がすごく盛り上がっているからです。

そして、さらにうれしいニュースがありました。今月9日、新潟医療福祉大学に女子硬式野球部が誕生したのです。県内初の大学の女子硬式野球部で、県内外の高校から14人の部員が集まりました。これからは毎年5月と8月にある大学女子野球全国大会での優勝を目指して練習していくそうです。1期生の選手たちが活躍して、日本一をとる瞬間が楽しみです。

新チームの始動にあたって、どうしても話を聞きたい選手がいました。昨年夏、新発田高校野球部員として高校野球新潟大会の開幕戦で始球式を務めた渡辺茜さんです。昨年、始球式に向けての練習の様子を取材したのですが、男子部員と3年間一緒に練習に打ち込んだ姿に胸を打たれました。実はその時に「医福大に女子野球部ができて、そこに入部する」と聞いていたのです。

あれから10カ月。少し大人っぽくなった渡辺さんに、どんな思いで入部したのか、これからどんな選手になりたいのかを聞くと、ニコニコした表情でこんな言葉が返ってきました。

「1期生だからこそ、さまざまなことに挑戦できて、作り上げていける」「今の自分があるのは高校のチームメートや先生方のおかげ。これからは女子野球や新潟の野球界にいい影響を与えられる選手になりたい!」

野球愛あふれる言葉に素直にうれしさを感じ、完全に渡辺さんのお兄ちゃんになったような気持ちになりました。渡辺さんが、そしてこの女子硬式野球部が、新潟の野球界をさらに盛り上げる存在になってくれることを願っています! 

(新潟テレビ21アナウンサー)