ドジャース大谷翔平投手(29)の元通訳・水原一平被告(39)が、違法スポーツ賭博の借金返済のため約1700万ドル(約26億3500万円)を大谷の銀行口座から盗んだほか、歯科治療費として大谷から6万ドル(約930万円)をだまし取っていたことが明らかになったと、8日付のロサンゼルス・タイムズ電子版が伝えた。

X(旧ツイッター)では「歯の治療」がトレンド入りし、さまざまなコメントが寄せられた。米国の歯科治療の相場について「歯の治療に930万円って歯何本あるんだよ」「というか930万使って歯をどうするん???? 全部超合金にするん????」「一平の手口よりも歯の治療に1,000万かかるアメリカって凄ぇな」などの投稿があった。

一方で「アメリカ、歯科治療費これくらい普通ですよね」「歯の治療に600万円。アメリカはほんとにそれくらい高いからな」と相場を指摘する投稿も。他にも「一平ちゃんが大谷から歯の治療費を請求して、それを懐に入れたあと、さらに治療自体は大谷の金でやってるって見たとき、救いがたい人はいるんだなと再確認した」「歯の治療費に900万ちょうだいって言われて疑問をもたない方もどうなん…?」などと書き込まれていた。

米連邦検察が明らかにしたもので、それによると水原被告は昨年9月、歯の治療に6万ドルが必要になり、大谷がビジネス用の銀行口座から治療費を支払うことで同意したという。だが、ビジネス用口座から引き落とした6万ドルは同被告自身の銀行口座に移し、治療費は違法賭博の借金返済で不正アクセスをしていた大谷の口座から抜いて支払ったという。

同被告は今年1月から3月の間には、大谷の口座から32万5000ドル(約4880万円)を盗み転売目的ベースボールカードなどを購入していたことも明らかになっていた。

同被告は銀行詐欺罪と納税詐欺罪の2つの罪状で司法取引に応じたことが、米連邦警察から8日(日本時間9日)に発表された。14日(同15日)にカリフォルニア州の連邦地裁に出廷する予定だという。