お笑いコンビ、サンドウィッチマン伊達みきお(49)と富澤たけし(50)が8日放送のテレビ東京系「あちこちオードリー」(水曜午後11時6分)に出演。苦しかった時期に救われたという先輩芸人からの“ガチ”なアドバイスを明かした。

サンドウィッチマンは2007年、日本一の漫才師を決める「M−1グランプリ」の王者に輝いて一気にブレイク。メディアに引っ張りだことなったが、あまりの多忙さに「楽しくなかった」と伊達。「マネジャーもそんなに(オファーの)電話くると思ってないから、一時期(携帯電話を)置きっぱなしにしてた。ずっとブーブー鳴ってるのに知らないふりして。『断るのがしんどい』って」と明かし、富澤も「優勝して次の日から半年休みなかったから、『もう売れなくていい』って思って。風呂に入って(湯船に)もぐって『う゛おおおおぉーーーっ!』って(叫んで)。良くないよね」と精神的に“危険”な状態だったことを笑いながら明かした。

バラエティー番組にも多数出演するようになったが、事務所に先輩がいないこともあり出演番組での振る舞い方を誰にも聞けずに悩んでいたという。そんな折、番組で共演したくりぃむしちゅー上田晋也や爆笑問題太田光に相談。伊達は「上田さんと太田さんのアドバイスがすごく、今でも(生きている)」と振り返った。

上田からは「なんでもボケようとしなくていいんだよ。爪痕残そうとしなくていいんだよ。普通のこと言ってもいいんだから。あとはMCが処理してくれるから、前のめりになるな」とアドバイスを受けた、太田からは「お前ら優勝して王者だから、今は踊らされるだけ踊っておけばいい。そうしたら後にテレビ局のスタッフとかがサンドウィッチマンの使い方をわかってくるから、お前らは乗せられてやっとけばいいんだよ。あっちが合わせてくれるから」と金言を授かったという。

このエピソードにMCのオードリー若林正恭は「太田さんがそんなに真面目に答えてくれるんですね」と、先輩芸人の意外な一面に驚き。伊達も「びっくりした。めっちゃくちゃ真面目に答えてくれた。ものすごく刺さった」と、しみじみと振り返り、富澤も「その2つがなかったらつぶれてるよね」と話した。