東宝は23日都内で、映画「GEMNIBUS vol.1」(6月28日公開)制作発表会見を行った。

同映画は東宝の若手社員が立ち上げた「GEMSTONE Creative Label」初の劇場公開作品。4人の新進気鋭な監督が創作した短編オムニバス映画となる。同レーベルはフォーマットやメディア、実績の有無を問わずクリエーターが自由に才能を発揮できる場を提供するという目的で発足された。以下、ラインアップ。

◆「ゴジラVSメガロ」

日本のトップCGクリエーター上西琢也監督が手がける。昨年YouTubeで公開され話題となったショートフィルムをシネマテイィックバージョンとしてより精緻、迫真の映像としてスクリーンに登場する。

◆「knot」 スマホー内で完結する縦型ホラー映画「娯楽」で「TikTok TOHO Film Festival 2022」で、優れた縦型映画に贈られるサードアイ賞を受賞した、平瀬遼太郎監督が手がけるサイコスリラー。

◆「ファーストライン」 アニメ「平家物語」「薬屋のひとりごと」などで絵コンテ・演出を務め「TOHO animation ミュージックフィルムズ」監督にも最年少で選出された、ちな監督が紡ぐアニメーター物語。

◆「フレイル」 第75回カンヌ国際映画祭♯TikTokShortFilmコンペティションでグランプリを受賞した本木真武太監督が贈る、SF学園ゾンビ映画。

プロジェクトの意義について、平瀬監督は「何か面白いことをやろうという姿勢は、これからの映像業界で必要になってくる姿勢だと思う。若手も頑張ろうという前向きな姿勢になれると思う」、今回唯一のアニメ作品を手がけるちな監督は、「世に出る場というのがアニメ出身者は少ないので、アニメの情熱ある人たちが「GEMNIBUS」からどんどん出てくれたらいいなと思います」と語った。

「GEMNIBUS vol.1」は6月28日から7月11日までの2週間限定で、TOHOシネマズ日比谷、TOHOシネマズ梅田にて公開される。