ダウンタウン松本人志(60)vs.週刊文春の名誉棄損訴訟の第1回口頭弁論が28日午後、東京地裁で開かれた。

 傍聴券19枚の倍率は36倍超と世間の関心の高さをうかがわせたが、「裁判は1年半〜2年ほどかかる見込みで、最高裁までもつれたら3年以上もあるでしょう」(法曹関係者)と、まだまだ先は長い。

 活動休止で長期間、表舞台から遠ざかっている松本は25日に76日ぶりにXを更新。《人を笑わせることを志してきました。たくさんの人が自分の事で笑えなくなり、何ひとつ罪の無い後輩達が巻き込まれ、自分の主張はかき消され受け入れられない不条理に、ただただ困惑し、悔しく悲しいです。世間に真実が伝わり、一日も早く、お笑いがしたいです》と投稿したが、反応は微妙のようだ。

「松本さんはファンにとって、とりわけ後輩たちにとって、すべてを笑いに変えてきた“神”のような存在だったわけです。それでなくても、スキャンダルが発覚する前は《お笑いに未練はない》などと早期引退をほのめかすようなことも言っていた。そうした言動も含めて神のように崇めてきたのに、裁判が終わるまで無言を貫くのならまだしも、この期に及んであまりにも“普通の人”みたいなコメントに、むしろ《カッコ悪い》《ガッカリした》などと漏らす芸人も少なからずいます」(お笑い芸能事務所マネジャー)

 タレントのふかわりょう(49)も26日放送のTOKYO MXの番組「バラいろダンディ」で、「このツイート(ポスト)に関して言うと、私は見たくなかったです」などと話していた。

「松本さんの突然のコメントは、ピンチの後輩のことを思った美談というより、ただの“泣き言”みたいに映った人もいるのかもしれません」(スポーツ紙芸能デスク)。

 神だと思っていたら、いきなり普通の人に……そうだとしたら“ガッカリ感”が漂ったとしても無理はないだろう。もこう口を揃える。

「カリスマにはカリスマのままでいてほしい。ファンの正直な気持ちだと思いますが、ネット上ではあれこれ“疑惑”が取り沙汰されている歌手の長渕剛さんも今月初め、自身のSNSで“意味深”な言葉を並べたことで、《かっこつけたポエムで曖昧に濁さないで欲しい》などと炎上しました。カリスマらしくない姿は見たくないというのが、ファンの本音なのでは」(エンタメサイトのディレクター)

 残念感のようなものが漂うのは、芸人と歌手のカリスマゆえ……か。