いよいよ25日から木村拓哉(51)主演のテレビ朝日開局65年記念ドラマ「Believe−君にかける橋−」(木曜夜9時)がスタートするが、「“前哨戦”では山Pがリードといったところでしょうか」(テレビ誌ライター)。

 言うまでもないが山Pは山下智久(39)のこと。木村に先駆けて前日の24日から、山下にとっては5年ぶりの民放ドラマ主演となる「ブルーモーメント」(フジテレビ=水曜夜10時)が始まる。

「民放では2019年放送の『インハンド』(TBS)以来の主演となりますが、その間、NHKの『正直不動産』シリーズが話題になるなど、完全復活を印象づけています。フジテレビにとってみれば、映画化もされた山下さん主演の大ヒットシリーズ『コード・ブルー』(2008〜17年)の“夢よ再び”といったところで、『ブルーモーメント』にも“ドル箱”になってほしいと期待しているでしょう」(スポーツ紙芸能担当デスク)

「ブルーモーメント」の予告動画を配信しているTVerのお気に入り登録数も17日現在で47万人超えと、すでに放送を開始している他のドラマを抜く勢いで、山Pファンの期待の大きさもうかがえる。

「ところが、キムタクの『Believe』は同じく予告動画を流していますが、今のところ25万人ほど。山下さんに大きく差をつけられています。そもそもTVerを利用しているのはキムタク世代より若い視聴者。キムタクは“オワコン”なんて揶揄する向きもあって、39歳の山下さんのドラマの方に視線が集まるのは当然と言えば当然です。が、前哨戦を見る限り、スポンサー、広告代理店、テレビ局が気にするコア層(13〜49歳)の人気は、完全に山下さんに軍配が上がりそうな予感がします。さすがに世代交代の時が来たのかな、と」(前出のテレビ誌ライター)

 キムタクは“新生ジャニーズ”の金看板。そして山下は“辞めジャニ”の代表格。「初回のリアルタイムの世帯視聴率は木村さんのドラマも2ケタ超えはするでしょうが……」(在京キー局関係者)。2人の主演ドラマの結果次第で、2大勢力の今後の命運も大きく左右しそうだ。