<ヤクルト0−2広島>◇23日◇神宮

広島が先発床田寛樹投手の力投でヤクルトに勝利した。

開幕から安定した投球を続ける左腕は今季最長8回を投げ、散発4安打無失点で2勝目を挙げた。投手戦となった7回、2戦連続スタメンの宇草が2戦ぶりとなる決勝の2号2ランを右翼席に運んだ。チーム4連勝で勝率を5割に戻した。試合後の新井貴浩監督(47)の談話は以下の通り。

−床田投手が好投

新井監督 本当にナイスピッチングだったと思います。サク(坂倉)もね、よく引っ張ってくれたし、トコ(床田)が週頭にこういうピッチングをしてくれると、こちらとしてもすごく助かる。

−抜群の安定感

新井監督 毎試合、試合をしっかりつくってくれるし、今日も8回まで投げてくれた。週頭でこういうピッチングをしてくれるとベンチも助かるし、本当に素晴らしいと思います。

−8回はヤクルトの代打陣を考えての続投か

新井監督 いやいや、そうじゃない。トコは今年「イニングもしっかり投げたい」と言ってくれているので、それで行ってもらった。

−2戦連続スタメンの宇草選手が決勝弾

新井監督 本当、ね。値千金のすごいいいホームランだったよね。追い込まれた中で本当に値千金の、最高のホームランを打ってくれたと思います。

−前回の1号に続き、しっかりとかんだ打球

新井監督 やっぱりフリー打撃を見ても、打球の強さが出ているし、逆方向の打球も強い打球を打てているので、本人も感覚的にいいものをつかみかけていると思う。本当にナイスバッティングだったと思います。

−投打、そして守備も試合を引き締めた

新井監督 もちろん。特に矢野とキク(菊池)の二遊間というのは、こちらとしても自慢の二遊間。彼らがしっかり要所を守ってくれているので、相手に流れを行かせなかったというのもある。ピッチャーも頑張ってくれているし、守りで相手に流れを行かせていない戦い方ができているので、本当いい1日だったと思います。

−1戦1戦と思うが、勝率5割に戻した

新井監督 そうだね。また明日の試合。頑張りたいと思います。