<マリーゴールド:旗揚げ大会>◇20日◇東京・後楽園ホール

旗揚げ大会のメインイベントで、マリーゴールドの顔となるジュリア(30)&林下詩美(25)が、“外敵”Sareee(28)&ボジラ(20=ドイツ)と対戦した。

試合はそのボジラが6フィート(約183センチ)、210ポンド(約95・25キロ)の巨体を生かしてジュリア&林下を徹底的に痛めつけた。

ボジラがSareeeを担ぎ上げ、場外のジュリア&林下に投下する合体技も成功させ、試合を優位に進めた。

旗揚げ大会前から対抗心を燃やし続けてきたジュリアとSareeeは、エルボーの打ち合いなどでヒートアップ。Sareeeがジュリアに雪崩式フィッシャーマンズ・バスターを決めれば、ジュリアはSareeeに雪崩式ダブルアーム・スープレックスをお返しした。

終盤、Sareeeがジュリアにコーナー最上段からフットスタンプを突き刺すと、ジュリアはニーストライクからグロリアスドライバー(変型サイドバスター)を決めて反撃した。

しかし最後はSareeeがジュリアに裏投げ3連発。そこへボジラがムーンサルト・プレスを見舞い、Sareeeの変型裏投げでジュリアから3カウントを奪った。

試合後、ジュリアから定期参戦を求められたSareeeは「今日、旗揚げした団体マリーゴールドの所属選手、片っ端からやってやるよ。お前、しっかり指導しとけよ!」と承諾。ジュリアは「おい、ロッシー、Sareeeのギャラも用意しとけ! 足りねえんだったら私が出す!」と叫んだ。

ジュリアは続けて「私、お前とはシングルでけりをつけたいと思ってるよ」とSareeeとのシングル戦を要求。Sareeeも「望むところだよ、ジュリア! やってやるよ」と答えた。

この日の試合後、7月13日に両国国技館大会が開催されることも発表された。同大会では新設された赤のベルト(団体最高峰のマリーゴールド・ワールド王座)と白のベルト(マリーゴールド・ユナイテッド・ナショナル王座)をかけ、タイトル戦も行われる予定。ベルトをかけてジュリアとSareeeが戦う可能性も出てきた。