パリオリンピック(五輪)に向けたバスケットボール女子日本代表の第1次強化合宿が7日、都内で公開され、選手らが汗を流した。

3月にパリ五輪の1次リーグの組み合わせが決まった。21年東京五輪で銀メダルを獲得した日本(世界ランキング9位)はC組で、8連覇を狙う米国(同1位)、ベルギー(6位)、ドイツ(同19位)と対戦する。恩塚亨監督は攻略法を見いだすべく、対戦相手や自分たちの1つ1つのプレーを徹底分析中。「どんなときに自分たちが勝てて、どんなときに時に自分たちのパフォーマンスがぐらつくか。そこを論理的につかめるようになるまで見ていく」と話す。本番に向けて、さらに対策を練っていく。

神聖なるパワーの後押しも受ける。趣味は神社仏閣巡りという指揮官は、ゴールデンウイーク中にも「気持ちをはらうために」明治神宮を参拝。「バスケのことばかりを考えていると、やっぱり煮つまってしまう。生みの苦しみのようなことが出てきたときには、森のなかを歩いて、頭や心を整えて、また考え直す」とすっきりした表情で説明した。【奥岡幹浩】