阪神大山悠輔内野手(29)が20日、初めて国内FA権の取得条件を満たした。

つくば秀英(茨城)、白鴎大から16年ドラフト1位で阪神入りして8年目。1年目からクリーンアップを経験、3年目の19年には初の全試合出場、20年には28本塁打を放つなど主軸として活躍してきた。

岡田彰布監督(66)になった昨季は全試合に「4番一塁」で出場した。初タイトルとなる最高出塁率者賞(4割3厘)を獲得。ベストナイン、ゴールデングラブ賞にも輝いた。

今季は開幕から不振が続いたが、19日の中日戦(甲子園)で1号アーチを放つなど3安打した。

試合前に取材に応じた大山は「ここまで来るのにいろいろあったが、1人では難しかった。家族、日々の練習や生活をサポートしてくださる裏方さん、担当スカウトの平塚さんにすごくお世話になりましたし、金本監督、矢野監督、岡田監督に使っていただいたおかげで権利を取得することができた。たくさんの方にまずは感謝したい。今は目の前の試合をしっかり全力でやるだけだし、なかなかいい結果が出ていないですけど、ここまでチームメートに助けてもらっているので、今度は少しずつ自分が助けられるようにしっかりやっていきたい」と話した。