<ウエスタン・リーグ:阪神−中日>◇25日◇鳴尾浜

阪神高橋遥人投手(28)が、肩や肘の手術から実戦復帰2度目のマウンドに上がり、1回3安打1失点2奪三振の内容だった。

1死から2番浜にこの日最速の147キロ直球を左翼線へ運ばれた。左翼ミエセスが走るも間に合わず二塁打。続く3番川越には3球目に高橋の足もとを抜ける中前打を許した。1死一、三塁から4番ビシエドに145キロ高めの直球を中前適時打。1点を失った。

さらに5番板山に死球を当て、2死満塁。それでも6番石垣を外角低めの139キロ変化球で空振り三振。7番鵜飼にはカウント1−2から内角に144キロの直球を投じ、見逃し三振を奪った。最少失点で1回を終えると、スタンドからは拍手が送られ、この回でマウンドを降りた。

前回17日のウエスタン・リーグ、オリックス戦(鳴尾浜)では893日ぶりに実戦復帰し、1回1安打無失点。中7日で迎えたこの日の腕の状態は「前回とそんなに変わりなく、むしろ今日の方がいいかなという感じでした」と良好だという。

結果には満足していない。この日は22球のうち直球は7球のみ。最速は147キロだった。「(直球は)6割ぐらいですかね。球速とかもう全然出ていないし、球速より(バッターが)速く見えていない」と反省を口にした。