<ロッテ1−4楽天>◇27日◇ZOZOマリン

楽天の内星龍投手(22)が、先発転向後の初勝利を手にした。ロッテ打線に最速152キロの直球と多彩な変化球を投げ分け、自己最長の7回を99球1失点。「自分の武器である真っすぐがしっかり投げられた。相手が捉えだしたところでも変化球で粘ることができた」。カード初戦の勝利をもたらし「この試合を託されてる部分がある中で、しっかり仕事ができた」と実感を込めた。

3回に先制点を許したが、1点ビハインドの8回に打線が一挙4点を奪う猛攻で逆転勝ちにつなげた。決勝打を放った島内の打席では「神様、打ってください」と祈るような思いで見守った。逆転劇を演じてくれた仲間たちの活躍に「うれしくない人はいないと思います」と笑みがこぼれた。

高卒4年目。昨季は中継ぎとして53試合に登板し、防御率2・28とブレーク。今季は今江監督の下で先発を託されると「うまく体にマッチしてきた」と徐々に手応えを深め、自身4度目の登板で結果を残した。24日に誕生日を迎え、この日が22歳初のマウンドで、記念すべき1勝をつかんだ。22歳、幸先良いスタートとなったに違いない。【平山連】

▽今江監督(内について)「内も粘りのピッチングしてくれてたので、なんとか内に勝ちをつけられてよかったです」