<春季高校野球大阪大会:大阪桐蔭7−0泉陽>◇5日◇5回戦◇南港中央

今秋ドラフト候補の大阪桐蔭・境亮陽(りょうや)外野手(3年)が豪快な「進化弾」を放った。5日の春季高校野球大阪大会5回戦の泉陽戦(南港中央)に「3番中堅」で出場。今春のセンバツ2回戦の神村学園戦でランニング本塁打を記録した背番号9は、初回1死二塁から先発左腕の変化球を完璧に捉え、右越えの先制2ラン。高校通算11本目の1発が決勝打となり、7−0の7回コールド勝ちで8強進出を導いた。

4月のU18日本代表候補選手強化合宿中には、センバツで柵越え本塁打を記録した神村学園・正林輝大外野手(3年)の打撃フォームを参考にした。「ミートがすごくうまい。コンパクトなスイングだと感じたのでヒントにした」。おかげで「そんなに得意じゃなかった」左腕の攻略にもつながり、「(左右)どっちにも対応力が上がった」。6日は4回戦で履正社を下したプロ注目の今坂幸暉(ともき)内野手(3年)を擁する大院大高との準々決勝(大阪シティ信金スタジアム)に臨む。【古財稜明】