サッカー男子のサニックス杯国際ユース大会2024(西日本新聞社など後援)は16日、福岡県宗像市のグローバルアリーナで順位決定戦の8試合があり、大津高(熊本)とG大阪ユースが17日の決勝に進んだ。

 初優勝を狙う大津高が、昨夏の全国高校総体を制した明秀日立高(茨城)を4―0で破り、決勝に駒を進めた。前半23分に右CKをMF兼松が頭で合わせて先制すると、その4分後には予選リーグ3戦で5得点と好調なFW山下が右足でゴール左隅にシュートを決める。後半開始早々にもFW岩中が立て続けに2点を奪い、疲れが目立つ相手を突き放した。

 予選リーグわずか1失点と堅守を誇った明秀日立高に4発を浴びせて完封勝利。決勝は2度目の優勝を目指すガンバ大阪ユースと対決する。山城監督は「攻守にバランス良くプレーができている。今日のようにセットプレーから得点できれば勝機はある」と、頂点への自信をのぞかせた。

 大津高は2月の九州高校サッカー(U―17)大会決勝で神村学園高(鹿児島)に0―1で惜敗。通算6ゴールで得点王を視野に入れる山下は「決勝で再び惜しいところで終わらないよう、自分が点を取ってチームを勢いに乗せたい」と、闘志をみなぎらせた。

(山崎清文)