◆西武2―1オリックス(2日、ベルーナドーム)

 今季初先発した西武の平良海馬(24)が4四球を与えながら6回途中5安打無失点としのぎ、勝ち投手の権利を得たまま降板した。昨季チーム最多の11勝を挙げた平良だったが、初回から制球が定まらず、毎回走者を出す苦しい投球。それでも初回2死二塁で元チームメートの森を投飛に打ち取るなど要所を締めた。

 6回も先頭のセデーニョに左前打を許し、2死から四球を与えたところで球数が120球に達し、降板。「今日の試合は四球が多かったのが反省点。ただコースにはしっかりと投げられていたのでそこは良かった。次はストライク先行で早めに追い込めるようにしていきたい」と反省交じりに振り返った。

 代わった2番手水上がけん制で二塁走者を刺し、無失点でピンチを切り抜けた。その後、リリーフ陣が踏ん張り、今季初勝利を手にした。