◆西武―楽天(21日、ベルーナドーム)

 西武の髙橋光成投手(27)が7回1失点で降板し、今季初勝利を逃した。

 立ち上がりから力強い直球を主体に攻めの投球を披露。3回1死二、三塁から村林に右前打で1点先制されたが、相手のミスもあって追加点は許さなかった。4回以降はギアを上げ、6回には小郷に続き、浅村もこの日最速タイの153キロ直球で見逃し三振に仕留めた。尻上がりに調子を上げたが、打線は初回、3回、4回と得点圏に走者を置きながらあと1本が出ず、髙橋を援護できなかった。

 昨季まで3年連続で2桁勝利を挙げてきたエースの髙橋だが、今年は2月の春季キャンプ中に右肩の張りを訴え、調整が遅れた。14日のソフトバンク戦で今季初登板したものの、6回4失点で負け投手に。この日が仕切り直しの登板だった。