◆ソフトバンク5×―4西武(29日、みずほペイペイドーム)

 ソフトバンクが柳田のサヨナラ3ランで劇的な勝利を飾った。2カード連続の同一カード3連勝で6連勝。球団では南海時代の1961年以来63年ぶりの3試合連続サヨナラ勝利となった。小久保監督の主な一問一答は以下の通り。

 ―柳田が劇的な逆転サヨナラ3ラン。
 「もちろんホームランは期待できるバッターなので、打てばサヨナラだと思っていましたけど。その前に展開的にはミスもあり、ホームランで突き放された中で高橋光成が相手ということで、非常に苦しい展開。その前(7回)に一度、手は打って追い詰めて、山川のところでしのぐ高橋光成もさすがだなと思って見ていましたけど、最終回もこういう幕切れになるとは予想していなかったです」

 ―次打者は甲斐だった。
 「(塁が)詰まっていなければ、(相手も)歩かすことも考えたかもしれないですけどね。最後の最後、キャッチャー二人(体制)で代打出せないので。なんとか(甲斐)拓也には悪いんですけど、一番回らない打順まで落としていた。9回ああいう風になると分かってはいましたけどね」

 ―柳田は頼れる。
 「もちろん。今日は一番、海野が救われたんじゃないですか」

 ―先発のスチュワートは6回4失点。
 「(5回)一つの海野のミスがあったときにツーアウトまでなんとか持ってきて、そこを切り抜けておくと野手の信頼も得られる。彼だから厳しいこと言うわけじゃないけど、勝ち星に恵まれるためには、あのイニングね。たらればになりますけど、ツーアウトまでいって金子を抑えておけばおそらくこっちに流れが来た試合だったと思う。球自体は全然いいので。昨年までとは全然違う内容なので、ここから勝てる投手になるためにはどうしたらいいかを一緒に詰めていきたいですね」

 ―仲田はプロ初安打。
 「なんとかね。あんな姿を見せられたらスタメンで使ってやりたいなみたいなものも当然出ますよね。わからんけどね。初めての相手で主力も手こずるピッチャーをね。本能のままファウルで粘って、最後つり球の真っすぐをセンター前。しかも(今季)2打席目ですからね」

 ―福岡移転2500勝。
 「年間そんなにない劇的な試合で節目の試合を飾ることができたのはうれしいですね」

 ―6連勝。
 「ピッチャー陣も含め、野手も毎日延長で体は結構疲れていますね。その辺をうまくマネジメントしながらしっかり選手の体調を気にしながらやっていきたいと思います」