◆バスケットボール日本生命Bリーグ2部プレーオフ準々決勝 福岡61―65山形(4日、福岡県飯塚市総合体育館)

 ライジングゼファー福岡(西2位)はタフなシーソーゲームを落として1勝1敗となり、パスラボ山形ワイヴァンズ(東3位)に逆王手をかけられた。

 試合開始から激しい攻防が続く中、福岡は第2クオーター(Q)の終了間際に、兒玉貴通が2本の3点シュートなど4本連続でシュートを決め、前半は35―33と2点をリードして折り返した。

 第3Qは山形の堅いディフェンスに得点機を逸する場面が増え、逆転を許した。第4Q終了の約1分前に兒玉のジャンプショットで61―61と追い付いたが、最後に3点シュートとフリースローを決められて4点差で突き放された。

 ラモン・ロペス・スアレス監督は「レギュラーシーズン同様にフリースローの精度が低く、ゲーム後半に調子を落としてしまった」と敗因を挙げた。準決勝進出が懸かる5日の第3戦に向けては「メンタルを整え、チームとしての集中力を高めて戦う」と強調した。

 両チーム最多の16得点と奮闘した司令塔の兒玉も「次負けたらシーズンが終わり、B1昇格という僕たちの目標も終わる。チームの一人一人を信じて、明日は何が何でも勝つ」と闘志を奮い立たせた。(山崎清文)