◆福岡六大学野球春季リーグ戦第5週第4日 九産大7―3日経大(14日、福工大野球場)

 九産大のエース水崎康平(3年・沖学園)が今季初の救援登板で今季4勝目をマークした。

 1点を勝ち越された4回2死一、二塁で3番手として登板。ピンチの場面を見逃し三振で切り抜け、5回も無死一、二塁から併殺と空振り三振に仕留め、相手打線の勢いを止めた。その裏、味方打線が5点を奪って逆転すると6回以降は2安打に抑え、無失点で逆転勝利を演出した。

 開幕戦から負けなしの3連勝だったが、11日の日経大との1回戦では2回までに4点リードをもらいながら3回に5失点を喫して降板。「大きく失点してしまって負けがついたので、やり返してやろうとマウンドに上がった」。初戦の雪辱を誓い、中2日で準備万端だった。

 次週は九共大と優勝を懸けた大一番。昨秋のリーグ戦は九共大との最終戦で救援登板して2失点。チームは勝ったが悔しさが残った。「今度は抑えたい」。エースは昨秋からの成長を見せて優勝を決めるつもりだ。