福岡県北九州市エリアで砕石や残土を運ぶオーナーのいすゞギガ(平成10年式)。注目のキャブパーツは、車高の高いベース車にお似合いな厚さ60cmのキャデラックバンパーが特筆ポイント。3mm厚のステンレスを用いた頑丈な作りはもちろん、前面に「赤地+ミラー文字」の名文句アンドン、両サイドに青いナマズマーカー×4発を装着するなど、ディテールメイクの個性もピカイチ。

ナンバーボックス周りに組み合わせた丸フォグやパイロットランプも秀逸だ。また、キャブトップには、前面にマーカーを並べた平型バイザーと菱抜きデザインをあしらったコの字型ミラーステーをコンビネーション。ほぼ同量の張り出しを実現することで、優れたトータルバランスも収得している。

一方の荷台周りにも、バランス良く鏡面パーツを採用。アオリに刻んだ”ALLJAPAN EXPRESS”の白文字も存在感バッチリで、魅力あふれるビジュアルを披露。個性、センス、カラーリングの3拍子をそろえたスタイルは、街道でも一目置かれている。

【写真6点】スタイリッシュなモダンパーツとレッド&ホワイトのツートーンを基調としたカラーリングコンビ、それにトータルバランスの美しさで勝負したハイセンスなパーツ。

カミオン2011年4月号トップアートをもとに再構成