日本時間の17日夜、インドネシアにあるルアング火山で発生した大規模な噴火で、気象庁は日本への津波の影響はないと発表しました。

気象庁によりますと、日本時間の17日の午後9時ごろ、インドネシアにあるルアング火山で大規模な噴火が発生しました。噴煙の高さは約1万9000メートルまで達したということです。

気象庁は、この噴火による日本への津波の有無を調査していましたが、国内外の観測点で潮位の変化は観測されなかったため、18日午前4時に日本への津波の影響はないと発表しました。

2022年1月には、南太平洋のトンガの海底火山で大規模な噴火が発生しましたが、この時は、気圧波によって大きな海面変動が生じ、日本の沿岸では1メートルを超える津波が観測されました。

このため、気象庁は、噴煙の高さが1万5000メートル以上に達する大規模な噴火が発生した場合、津波発生の可能性について情報を発表することにしています。