船舶用のエンジンなどを手がける「IHI原動機」が燃費に関するデータを改ざんしていた問題で、国土交通省は新潟と群馬の工場に立ち入り検査に入りました。

国土交通省は25日午前9時半から、船舶用と陸上用のエンジンの燃料消費率の測定データを改ざんしていた、IHI原動機の新潟と群馬の工場に船舶安全法に基づき、立ち入り検査に入りました。

会社側の説明によると、2003年以降に出荷したエンジンのおよそ8割にあたる4361台でデータの改ざんが行われていたということですが国交省は、2003年以前にも不適切な行為がなかったか、確認して報告するよう指示しています。

立ち入り検査では、不正の詳細な経緯や事実関係について確認を進めその結果を踏まえ、厳正に対処するということです。