パリオリンピックの開幕まで、4月17日であと100日。活躍が期待される競泳200メートル平泳ぎ、坂出市出身の花車優選手にオリンピックへの意気込みを伺いました。

(岸下恵介 アナウンサー)
「初のオリンピック代表ということでおめでとうございます」

(パリ五輪日本代表 200メートル平泳ぎ 花車優選手)
「ありがとうございます。率直にタイムもかなりベストが出たので、そこにプラスして代表権も取れたということで、とてもうれしかったですね」

坂出市出身、イトマン東進所属の花車優選手、24歳。3月の代表選考会の200メートル平泳ぎで2分7秒07の自己ベストで2位に入り、パリへの切符をつかみました。香川県出身の競泳選手でオリンピック代表は、2004年のアテネ大会などに出場した田渕晋さん以来です。

(パリ五輪日本代表 200メートル平泳ぎ 花車優選手)
「20年ぶりですよね。田渕選手に続いて、自分も活躍できるように頑張りたいなと思っています」

2022年6月に初めて出場した世界選手権で銀メダルを獲得した花車選手。しかし、2023年の世界選手権では代表の座を逃すなど苦悩を味わいました。

(パリ五輪日本代表 200メートル平泳ぎ 花車優選手)
「記録がものすごく低迷したまでは無いですけど、思うように伸びなかったのと、自己ベストもあまり出ていなかったので、その期間は自分の泳ぎとずっと向き合って少しもどかしい時期を過ごしたこともありました」

転機は堀之内徹コーチとの出会い。所属先を変え、2023年11月、イトマンに移籍するきっかけになりました。

(パリ五輪日本代表 200メートル平泳ぎ 花車優選手)
「堀之内コーチに出会って、初めて練習をしてみたり、いろいろ、お話をした中で、このコーチのもとで本気で水泳をやってみたいって思ったのがきっかけですね」

(岸下恵介 アナウンサー)
「堀之内コーチとの出会いもあって、それもオリンピックにつながったきっかけだったんですか?」

(パリ五輪日本代表 200メートル平泳ぎ 花車優選手)
「それはもう自分では間違いなくそうだなっていう風に思っていますね」

代表が決まった後、アテネ・北京大会で金メダルを獲得した北島康介さんから、「頑張って」とメッセージが届いたそうです。

(岸下恵介 アナウンサー)
「めちゃくちゃうれしいですね」

(パリ五輪日本代表 200メートル平泳ぎ 花車優選手)
「うれしいですね」

(パリ五輪日本代表 200メートル平泳ぎ 花車優選手)
「やっと北島選手の自己ベストタイムもようやく超えられましたし、後に続いてというか、もっともっと活躍できるようにという思いは強いです」

パリ五輪での抱負は…

(パリ五輪日本代表 200メートル平泳ぎ 花車優選手)
「オリンピックに出るだけだと、おそらく自分も結局、満足できないような気がしているので、決勝でメダルが取れたらもっともっと競技が面白いなって思えると思うので、そこを目指したいです」

200メートル平泳ぎの自己ベストは、代表選考会の2分7秒07なのですが、本番では、「2分6秒台を確実に出してメダルに絡みたい」と語っていました。初のオリンピック、活躍に期待です。