【臼杵】「第21回うすき赤猫まつり」が29日、臼杵市福良の福良天満宮や市観光交流プラザなどである。赤猫にちなんだ新しいイベントを企画。主催する実行委員会「赤猫笑談会」や協力団体は、当日に向けて準備を進めている。
 まつりは、質素倹約を旨として財を成し「あかねこ」と呼ばれた明治時代初期の臼杵商人にあやかり、福を招こう―と開いている。
 実行委は午後0時半から、小学生対象の「かるた大会」を初めて開く。
 オリジナルの「赤猫かるた」を制作。臼杵の街並みや風景と赤猫を組み合わせたかわいらしいデザインが特徴で、読み札の句は市民から募集した。木本順子会長は「臼杵の魅力が伝わるかるたができた。多くの子どもたちに参加してほしい」と呼びかけている。
 地元の保育園やこども園の栄養士でつくる「臼杵・津久見保育園給食調理研究会」(12人)は、おやつを用意する。
 今月初旬、各園が「赤猫・地域食材」をテーマに考えた10種のおやつを調理。ビーツを使って生地を赤く色付けたどら焼きや、名物の石仏煎餅を砕いて入れたおむすびなど趣向を凝らしたメニューが並んだ。
 今後、10種の中からまつりで提供する品を選ぶという。同会リーダーで市浜こども園教諭の園田紗英さん(23)は「子どもたちが郷土のまつりや食に興味を持ってくれれば」と話した。
 当日は▽開幕行事「招福祭」神事(午前9時29分)▽赤猫おどり(同11時)▽お絵かき選手権(午後2時)―などがある。
 問い合わせは赤猫笑談会(090・5921・8386)。