今年4月、宮古島沖で陸上自衛隊のヘリコプターが消息を絶った事故をめぐり、第15旅団の松永浩二旅団長は7月上旬にも原因究明に関する一定の答えが出せるのではないかという見通しを示しました。

8日、着任の挨拶のため那覇市の知念市長を訪ねた第15旅団の松永浩二旅団長は、今年4月に起きたUHー60ヘリコプターの事故で「県民にご心配とご迷惑をかけた」と謝罪しました。

引き続き事故原因の究明に努めていると説明し、来月上旬にも一定の答えが出るという見通しを示しました。

▽陸上自衛隊第15旅団・松永浩二旅団長
「事故調査委員会が中央で全部やっていますので我々は中身は聞かされていなくて、スケジュール感として3か月くらい(7月の上旬)を一つの目途として答えを出そうとしています」

防衛省は同じ型のヘリを点検した結果、機体への異常は確認されなかったとして今月中にもUH60ーヘリの訓練飛行を再開する方針を固めていますが、松永旅団長からは飛行再開に関する言及はありませんでした。