今月11日から石垣港に入港すると通告していたアメリカ海軍の掃海艦が、石垣への寄港の中止を決めたことがわかりました。

長崎県のアメリカ海軍佐世保基地に所属する掃海艦チーフは、乗組員の休養を目的に今月11日から13日まで石垣港に寄港すると通告していました。

チーフは今月6日に佐世保を出港していましたが、9日に石垣港への寄港の中止が決まったことが関係者への取材でわかりました。

中止の理由について、アメリカ軍は台風による波の影響を考慮したと説明しているということです。

アメリカ軍は2009年にも「乗組員の休養と友好・親善のため」として、当時の仲井真知事や石垣市長が自粛を求める中で石垣港に掃海艦を寄港させた経緯があります。

玉城知事は8日の定例会見で「アメリカ軍の民間港湾の使用は緊急時を除き自粛するべき」とする考えを示していました。