人体に有害な有機フッ素化合物PFASを巡りアメリカ政府は現地時間の10日、飲み水に含まれるPFASの規制値を厳格化しました。

北谷浄水場の取水源である嘉手納基地周辺の河川などから検出されているPFASについて国内では飲み水に含まれる暫定の目標値を1リットルあたり50ナノグラムとしています。

アメリカ環境保護庁は現地時間の10日、飲み水の規制値を厳格化し、1リットルあたり70ナノグラムから4ナノグラムへと大幅に引き下げました。また、強制力を伴わない目標値は「ゼロ」としています。

日本政府は現在規制値の検討を進めていて、今回アメリカ政府がPFASの基準を厳格化したことで国内での議論に影響を与えるものとみられます。