活動休止中のダンス&ボーカルグループ・AAAのメンバーで、ともにソロで活動するNissy(西島隆弘)とSKY-HI(日高光啓)が7日、東京・国立競技場でアニメ映画『劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-』(4月19日公開)の公開記念記者会見に登壇した。

 『ブルーロック』は、週刊少年マガジンで連載中の同名漫画が原作で、サッカーW杯で敗れた日本代表に足りない“圧倒的エゴイズムを持ったFW選手”の誕生を目指し、日本が国を挙げた高校生選手育成プロジェクトを開始するサッカー作品。映画では、別冊少年マガジンで連載中の『ブルーロック -EPISODE 凪-』を原作とし、天才・凪誠士郎の視点から“ブルーロック(青い監獄)”での戦いを再構成、新たな物語を描く。

 NissyとSKY-HIは、コラボ楽曲「Stormy」を本作の主題歌として書き下ろした。原作のファンだったというSKY-HIは、「まずは第一に光栄、ありがたい、興奮、ワクワク…とポジティブな感情がこみ上げてきた」と喜び、「『ブルーロック』は様々なキャラクターの人生を尊重する形で描かれているので、これはまた人生を背負う作業だなと。責任…前線からの強いプレスを感じました(笑)」とサッカー用語を絡めて笑いも誘った。

 Nissyは『ブルーロック』について「試合中のテクニックや必殺技のようなゲーム性も魅力ですが、チームの中で仲良くなったり、揉めたり、裏切られたり…と、人間関係がサッカーで表現されている。そこに共感できる部分が多くある」と語り、主題歌の制作にあたって「熱量はもちろん、そういった社会におけるコミュニケーションのかけ違いなどといったリンクするロジカルな部分も盛り込んだ」とアピールした。

 “推しキャラ”を聞かれると、SKY-HIは「蜂楽と絵心で迷っている」と言い、「蜂楽は母性本能をくすぐるので大好き。でも最近、絵心はぶっきらぼうに見えてロジカルで、実は選手のことを一番考えてくれているんじゃないかと思っていて」と苦悩。最終的には絵心に1票を投じた。

 Nissyが挙げたのは本編の主人公・潔世一。「まっすぐにライバル視をするし、まっすぐに後悔する。そうやってフェアに戦っていくところが魅力的に映る」と思いを伝えた。

 会見にはこのほか、声優の小野友樹(國神錬介役)、FC東京の荒木遼太郎選手も参加した。