アニメ『名探偵コナン』劇場版シリーズ27作目『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(100まんドルのみちしるべ)』(4月12日公開)の最新興収情報が発表され、公開18日間で観客動員644万人、興行収入92億円を突破した。これを受け、これまでの劇場版シリーズの累計観客動員数が、27作目で大台の1億人を突破し、原作者・青山剛昌氏など関係者コメントや記念映像が公開された。

 作品公式Xでは「1997年青山剛昌先生原作 劇場版名探偵コナン 愛され続けてついに今年、シリーズ累計観客動員数1億人突破」と発表。

 「これからもたくさんの方々に支えられ皆さまと共に歩み続けます。引き続き名探偵コナンをどうぞよろしくお願いいたします!」と呼びかけた。

 また、配給の東宝によると「1億人という数字は日本の人口にも迫り、まさに国民的作品と呼ぶにふさわしい快挙となります。また1億人突破は、映画『ドラえもん』『ゴジラ』シリーズに続く記録ですが、27作目での突破は史上最速記録です!」と説明した。

 あわせてメモリアルムービーが解禁され、劇場版第1作目『時計じかけの摩天楼』から、最新作である27作目『100万ドルの五稜星』まで、歴代劇場版の名場面を厳選した、思わず心が揺さぶられるような感動シーンが詰まった約100秒の映像で、28年間にわたる劇場版の歴史を感じることができる。

 『名探偵コナン』は、黒ずくめの男らに毒薬を飲まされて子どもの姿になってしまった、主人公の高校生探偵・工藤新一が江戸川コナンと名乗り、黒ずくめの組織を追いながら数々の難事件を解決していく推理漫画が原作。1994年から『週刊少年サンデー』で連載がスタートし、96年にテレビアニメ、97年に劇場版アニメが開始し現在までシリーズが続く、国民的人気作品となっている。

 劇場版最新作『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』は、公開1日で観客動員数63万人、興行収入9.6億円を突破。配給の東宝によると、シリーズ歴代NO.1ヒット作の前作『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』(2023年4月14日公開/興収138.8億円)対比で112%を記録し、さらなる歴代最高記録の更新を狙えるメガヒットスタートを切ったと説明し、前作『名探偵コナン 黒鉄の魚影』を超える勢いを維持している。

 今作の物語は函館を舞台に服部平次と怪盗キッドが激突するストーリー。和葉への告白場所&時期を逸しまくっている平次に立ちはだかるのは因縁のキッド…。かつて平次はコンクパール「妖精の唇」を巡る事件の時、キッドが変装した和葉に思わず壁ドン、そのままキスしてしまいそうになった過去があった。

 和葉が絡むとポンコツ探偵になってしまう平次が、劇場版最新作でキッドに借りを返し、和葉に告白するのか? 平次と和葉を見守る大岡紅葉、伊織無我、沖田総司も登場する。

■青山剛昌コメント
どーも 青山です!映画観客動員1億人、おめでとう&ありがとうございます!偶然にも今年の映画のタイトルの「100万ドル」が大体1億円なので、そういう運命だったのかも♪…え?円安だから1億円以上だって?そうカタいこと言わないで(笑)

■高山みなみ(江戸川コナン役)コメント
皆様、いつも熱い応援をありがとうございます。1億人突破?突然の吉報に、一瞬固まってしまいました。真に国民的アニメの証をいただいたようで、本当に本当に感激です。コナンファミリーは皆様の「コナン愛」に支えられて走り続けています。来年も再来年もその先も…、「何度でも観たい」、「この世界にいつまでも浸っていたい」と思っていただける作品をお届けできるよう力を尽くし、愛を込めてまいります。どうかこれからも「コナン愛」のキャッチボール、お相手よろしくお願いいたします。27作分の感謝をこめて

■近藤秀峰・汐口武史・岡田悠平(プロデューサー)コメント
観客動員1億人突破!誠におめでとうございます。メモリアルムービーを見ても歴史、そして今まで積み上げた作品への愛を感じます。私たちが幼少期から大好きで見ていた名探偵コナン、大人になってスタッフの一員として劇場制作に携わらせていただいているということはとても感慨深いです。子供から大人まで楽しんでいただける映画を作れるよう、これからも誠心誠意努めて参ります!