俳優・伊藤沙莉が主演を務める、連続テレビ小説『虎に翼』(月〜土 前8:00 NHK総合 ※土曜日は1週間の振り返り/月〜金 前 7:30 NHK BS、BSプレミアム4K)の第5週「朝雨は女の腕まくり?」の各回あらすじを振り返る。

■第21話のあらすじ
直言(岡部たかし)ら16人が贈収賄の容疑で逮捕された「共亜事件」は世間の注目を集め、寅子(伊藤沙莉)は大学に行けずにいた。そんな中、花岡(岩田剛典)と穂高(小林薫)が猪爪家にやってくる。穂高が直言の弁護を引き受けてくれることになり安どする寅子たち。逮捕から4か月後、予審が終了し、「罪を自白した」と書かれた新聞記事に戸惑う寅子たちの元に直言がようやく帰ってくる。

■第22話のあらすじ
直言(岡部たかし)は寝たきりでろくに食事も取ろうとしない。そんな様子をはる(石田ゆり子)は心配していた。一方、直言の弁護を引き受けた穂高(小林薫)から「君にしかできないことがある」と言われた寅子(伊藤沙莉)は花岡(岩田剛典)たちと共に予審の膨大な資料を書き写し、調書内容をひとつずつ確認し始める。なかなか成果が上がらない中、寅子は証拠になりうる「重要なもの」の存在に気付く。

■第23話のあらすじ
検察の取り調べに耐えかねたと認めた直言(岡部たかし)だが、証言を覆すつもりはないと言う。穂高(小林薫)は寅子(伊藤沙莉)を共亜事件に関わる弁護士たちに紹介。寅子らが確認した調書内容の誤りを軸に、無罪を主張しようと提案する。寅子は帝都新聞の記者・竹中(高橋努)に記事にしてほしいと依頼。竹中は危険なマネをするなと寅子に忠告するが、寅子と花岡(岩田剛典)に怪しい男たちの手が伸びる。

■第24話のあらすじ
公判中に倒れた直言(岡部たかし)は、自分の無実を信じる寅子(伊藤沙莉)の気持ちに応え、取り調べで自白を強要されたことを告白する。これで一安心と胸をなでおろす花江(森田望智)に対し、寅子と優三(仲野太賀)は検察が認めるはずがないと考えていた。無罪を勝ち取ることは絶望的と思われたが、自傷防止のために革手錠を使用した、という検察の説明から、寅子はある法律の条文を思い出す。

■第25話のあらすじ
昭和11年12月。一年半に及んだ直言(岡部たかし)の「共亜事件」がいよいよ結審の日を迎えた。寅子(伊藤沙莉)とはる(石田ゆり子)は傍聴席から直言を見守り、法廷の外では優三(仲野太賀)やよね(土居志央梨)たちが待っていた。裁判長の武井(平田広明)が言い渡した判決は―。判決後、穂高(小林薫)は桂場(松山ケンイチ)と酒を酌み交わし、判決文に込められた思いを絶賛する。