スーパー戦隊シリーズ最新作『爆上戦隊ブンブンジャー』(毎週日曜 前9:30、テレビ朝日系)バクアゲ10「ウキウキなミッション」が5日に放送された。

 玄蕃(相馬理)が、届け屋の仕事に初挑戦することに。なんだかウキウキしている玄蕃の仕事内容は、「新開発の高濃度エネルギー体の試作品」をとある研究所へ運ぶこと。アタッシュケースに入ったエネルギー体は、下手をすると大爆発する危険物らしい。この超重要なミッションに玄蕃が挑んでいると知った未来(鈴木美羽)は、心配してついていくことにした。

 そんな未来と玄蕃の話を、コッソリ聞いていたサンシーターたち。「アレを手に入れたら、あたしたちも大幅パワーアップできちゃうかも!」とウキウキなサンシーターたちは、苦魔獣・コイノボリグルマーを使って、エネルギー体をうばう作戦を思いついた。おそいかかってきたハシリヤンに未来が大騒ぎする一方で、玄蕃はいつもどおり。玄蕃が何度もケースを地面に落としかけたため、事情を知っている未来とサンシーターたちはそのたびに悲鳴を上げた。

 やがて、未来と玄蕃はハシリヤンから逃げきり、気を取り直して研究所へ向かうことに。その道中で玄蕃は、「私はね、調達屋として、本気で何かに取り組む人間を補い、進歩させ、見届けるのが喜びなんだ」と未来に話し始めた。そして、「だが、自分のことになると本気というのがよくわからなくてね。だから今回、君たちを夢中にさせている届け屋のミッションを引き受けてみたわけだ」と明かした。自分たちのことをもっと理解しようとしている玄蕃に、未来は「その本気は伝わった。だからあたしも、本気で手伝うね!」と笑顔になった。

 そこへ、またしてもコイノボリグルマーが現れ、未来と玄蕃は再び戦うことに。そんな時、まさかのことが起きた。なんと玄蕃が、「これが欲しいんだろ?あげるよ」と、ケースをハシリヤンたちに放り投げたのだった。玄蕃以外の全員が大慌てするが、ケースは地面に落ちても大爆発しなかった。実は、玄蕃たちが運んでいたケースの中身はニセモノで、本物は別の人物が研究所に運んでいたのだ。玄蕃は仲間である未来すらだまして、ハシリヤンの目を引き付けるオトリになっていたのだった。全てのことが明らかになったところで、別の超重要ミッション中だった大也(井内悠陽)たちが駆けつけ、ブンブンジャーは見事なチームワークでコイノボリグルマーを倒した。

 いろんなことがあってキズナが深まった未来と玄蕃。無事に超重要ミッションをクリアした玄蕃は、「届け屋、意外におもしろいね」と大也に伝え、みんなで笑い合った。

 この日は、こどもの日。コイノボリグルマーが、“鯉ダンス”で攻撃を避けたり、かしわもちが何度も登場していた。また、スーパー戦隊シリーズのオフィシャルXでは『機界戦隊ゼンカイジャー』に登場したカシワモチワルドが登場。コイノボリグルマーについて「やられてしまったカシワモチ!!こどもの日に悪の栄えたためしなしカシワモチ…」と自身の経験を踏まえてコメントしていた。