漫画『花ざかりの君たちへ』(花君)が初めてアニメ化されることが決定した。

 『花ざかりの君たちへ』は、漫画誌『花とゆめ』で1996〜2004年まで連載していた作品で、憧れの高跳び選手・佐野泉に会うために、アメリカから性別を偽って全寮制男子高に転入した少女・瑞稀が主人公。運命か偶然か、佐野と同室になり、危険いっぱいの男子校ライフが描かれる。

 2007年に堀北真希さん、小栗旬、生田斗真、水島ヒロら、2011年に前田敦子、中村蒼、三浦翔平らが出演したテレビドラマが放送され話題となった。

 作者の中条比紗也さんは2023年10月に亡くなっており、今回のアニメ化に花とゆめ編集部は「『花ざかりの君たちへ』がアニメになります!以前から、中条比紗也先生と共に内容を話し合いながら進めてきた企画です。中条先生もキャラクターのラフやシナリオを見ながら、まんがと違った表現方法で紡がれる「花君」の世界観をとても楽しみにしていました」と説明。

 「先生と一緒に完成版を目にすることができなかったのは、とても残念ではありますが、読者の皆様の熱い応援のおかげで、完結から20年が経とうとしている「花ざかりの君たちへ」が、再びアニメという形で動き出すことは、大変ありがたいと思っております」とし、「中条先生や読者の皆様の期待に応えられるよう、制作現場、編集部と力を合わせて取り組んでおりますので、放送を楽しみにお待ちください!」と呼びかけた。