ABEMAのオリジナル格闘ドキュメンタリー番組『格闘代理戦争-THE MAX-』の最終回が17日に生放送され、朝倉未来が推薦した“期待の18歳”秋元強真が、RIZINで4勝2敗の成績を残しているベテラン戦士のアラン“ヒロ”ヤマニハ(38)と対戦し、2ラウンドでKO勝利。朝倉が絶賛した逸材が、自身の強さを証明した。

 先月放送の#7で「『格闘代理戦争』?あんまり盛り上がってないやつね。しょうがないでしょ、僕が出ないと盛り上がらないでしょ」と監督して参戦が決定した朝倉。所属するJAPAN TOP TEAMから秋元を推薦した。

 対戦するヤマニハは、クレベル・コイケやホベルト・サトシ・ソウザらとともにボンサイ柔術で練習し、RIZINで6試合を経験しているベテラン。朝倉海と元谷友貴には判定負けしたが、倉本一真や所英男に勝利している。

 前日計量で顔を合わせると、秋元は「正直、めちゃめちゃナメられていると思うので、必ずKOしたい」と宣戦布告。ヤマニハは「明日はリアルの試合を見せたい」と痛烈な一言を浴びせた。続けて「試合終わってから絶対泣いてるよ」とたたみ掛け、勢いづく秋元に余裕の表情を見せた。

 スペシャルマッチとして決勝戦の前に行われたこの試合、1ラウンドは経験に勝るヤマニハがバックポジション奪って攻め立てる場面もあったが、秋元は冷静に対応して打撃をヒットさせる。そして、2ラウンドで打撃を連発し右パンチをヤマニハのボディにヒットさせてダウンを奪うと、パンチを追撃したところでレフェリーが試合をストップ。評判通りの強さを見せつけた。

 試合後には「未来さんの前座で相手誰でもいいので出場させてください!」と、師匠の朝倉が出場する7月28日の『超RIZIN.3』への出場をアピール。セコンドに付いた朝倉も「新しい時代がこうやってやってくるんですね。RIZINから声かかるんじゃないですか」と後押しした。