吉田修一による同名小説を、『日日是好日』『星の子』『MOTHER マザー』の大森立嗣が映画化する、映画『湖の女たち』。この度、本作の公開日が決定し、あわせて本作の特報映像が公開された。

第35回モスクワ国際映画祭で日本映画48年ぶりとなる審査員特別賞の快挙を達成したほか、国内でも数々の賞を受賞した映画『さよなら渓谷』の原作:吉田修一×監督・脚本:大森立嗣のタッグが再び実現した本作は、全編にわたって観る者の理性と感性を激しく揺さぶる、衝撃的なヒューマン・ミステリー。

介護施設での殺害事件が混迷を極めるなかで、身も心も剥き出しでさらけ出す難役に挑んだのは、福士蒼汰と松本まりか。2人が演じる圭介と佳代は、次第に危うい関係を深め、密会を重ねる。

この度公開された30秒の特報映像は、若手刑事の濱中圭介(福士蒼汰)が介護士の豊田佳代(松本まりか)を冷たい視線で見下ろすシーンから始まる。「機械は故障してへんの。故障したのは人間なんよ」とただならぬ凄みで問い詰めるのは、圭介の先輩刑事、伊佐美(浅野忠信)。「こんな女になってしまって、ごめんなさい」と、裸で声を絞り出すように謝る佳代。暗闇で自らを破滅へと追いやるかのように密会を重ねるふたりが描かれる。「あの日以来、私は一度も美しいものを見てないわ」と呟く初老の女性・松江(三田佳子)の言葉の意味とは。

映画『湖の女たち』は、2024年5月17日(金)より全国公開。

作品情報 映画『湖の女たち』

事件の捜査にあたった西湖署の若手刑事・圭介とベテランの伊佐美は、施設の中から容疑者を挙げ、執拗な取り調べを行なっていく。その陰で、圭介は取り調べで出会った介護士・佳代への歪んだ支配欲を抱く。一方、事件を追う週刊誌記者・池田は、この殺人事件と署が隠蔽してきたある薬害事件に関係があることを突き止めていくが、捜査の先に浮かび上がったのは過去から隠蔽されてきた恐るべき真実。それは、我々の想像を超えた過去の闇を引き摺り出す。そして、後戻りできない欲望に目覚めてしまった、刑事の男と容疑者の女の行方とは。

監督・脚本:大森立嗣

原作:吉田修一『湖の女たち』(新潮文庫刊)

主演:福士蒼汰、松本まりか、福地桃子、近藤芳正、平田満、根岸季衣、菅原大吉、土屋希乃、北香那、大後寿々花、川面千晶、呉城久美、穂志もえか、奥野瑛太、吉岡睦雄、信太昌之、鈴木晋介、長尾卓磨、伊藤佳範、岡本智礼、泉拓磨、荒巻全紀、財前直見、三田佳子、浅野忠信

共同配給:東京テアトル、ヨアケ

©️2023 映画「湖の女たち」製作委員会

2024年5月17日(金) 全国公開

公式サイト thewomeninthelakes.jp/