ウェブメディアや求人サイトを運営するビズヒッツ(三重県鈴鹿市)が、「職場の人間関係を改善できた方法に関する意識調査」を実施し、その結果を公表しました。

相手とのコミュニケーションが重要

 調査は、3月12日から同月26日、職場の人間関係の改善に成功した経験がある人を対象にネット上で実施しました。498人から有効回答を得ています。 

 まず、職場の人間関係が難しくなりがちな相手について、複数回答可で聞きました。最も多かったのは「上司」(41.8%)で、「同僚」(39.0%)、「先輩」(12.9%)と続きました。

 また、人間関係が難しくなりがちな性別については、「同性」(35.5%)、「異性」(7.6%)、「限定しない」(56.9%)でした。

 では、どのような方法で人間関係の改善に成功したのでしょうか。

 3位は「苦手な人と距離を取る」(75人)で、「悪口や文句の原因になることをなくすように、とにかく距離を置き、可能な限り話すことをやめた」(32歳女性)、「仕事上のペアを解消しました。最初のような関係性には戻れませんでしたが、ギスギスした関係は解消されて良かったと思っています」(40歳女性)などのコメントが寄せられました。

 2位にランクインしたのは「相手や周囲を意識しすぎない」(89人)です。「相手に気に入られようと思わない」(30歳女性)、「とにかくあまり気にし過ぎないことに尽きます。ストレスをため込まないように、自然体で接すると良いです」(47歳男性)といったコメントが集まりました。

 そして、1位は「コミュニケーションを心掛ける」(195人)です。「以前はあまり話し合わなかったが、自分の意見も話すようにした」(19歳男性)、「とにかく自分から話しかけるようにしました。仕事の話だけではなくたわいのない話もして、緊張やガードを緩めていきました」(31歳女性)、「大袋のお菓子を買ってみんなで分けて食べると仲良くなりました。ギスギスしなくなります」(42歳女性)というコメントが寄せられました。

 同社は、調査結果を踏まえ「関係を改善した方法としては、『積極的なコミュニケーション』を挙げた人が多数。しかしコミュニケーションによって相手の考え方を変えようと思っても、難しいケースが多いと考えられます」などとコメントしました。

 その上で「努力しても人間関係が改善しそうになく、味方になってくれる人もいなくてツラいなら、異動や転職も考えてみましょう」とアドバイスをしています。