自分自身や親のライフステージが変化し、親との同居を考えている人も少なくないのではないでしょうか。親と同居する際に、メリットとデメリットをつい考えてしまうものですよね。

 訳あり不動産の買取再販業を行うAlbaLink(東京都江東区)が「親との同居に関する意識調査」を行い、結果をランキング形式で発表しています。

 調査は、2月29日から3月8日にかけて、親と離れて暮らしている社会人500人(女性333人・男性167人)を対象に、インターネットで実施。回答者の年代の割合は10代が0.4%、20代が21.0%、30代が38.6%、40代が26.2%、50代が12.0%、60代以上が1.8%でした。

 メリットの第3位は「親の見守り・世話ができる」でした。親が高齢になると健康状態が心配になっていくもの。同居していれば、親の健康状態を把握しやすいと考える人が多く、「親に何か緊急事態があった際に、すぐ対応できる」(20代・女性)、「元気にしているか毎日確認できる」(30代・女性)、「親の健康状態を確認しやすい」(50代・男性)」などの声が集まったということです。

 第2位には「家事を分担できる」がランクイン。「料理が出てくる」(20代・女性)、「家事を分担できるので、仕事に集中できる」(30代・男性)、「母は『掃除』『洗濯』『食事の用意』が完璧なので、やってくれると思います」(50代・女性)などの意見が挙げられたということです。

 そして、第1位は「金銭面で楽になる」でした。「住居費をはじめ、通信費や食費などを抑えられる」(30代・女性)、「家賃や生活費など、一人よりは断然楽だと思います」(40代・女性)、「持ち家なので、家賃や駐車場代を払わなくて済むなど、金銭的なメリットがある」(50代・男性)」といったコメントが集まりました。また「親が所有している車を使える」という声もありました。

 同社は、調査結果を受けて、「『金銭的なメリット』『高齢になった親が心配』などの理由で、親との同居を検討する子ども世代も少なくありません。同居に失敗しないためにも、まずは『親と自分の生活スタイルや経済状況』『お互いが同居に求めるメリットや、回避したいデメリット』を把握して、お互いのニーズや希望がマッチしているのかチェックしましょう」とコメントしています。