プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険(東京都千代田区)が、2024年に還暦を迎える男女を「還暦人(かんれきびと)」とし、「2024年の還暦人に関する調査」を実施。その結果を発表しました。

最多は「100万円未満」

 調査は2024年3月18日から同月21日、2024年に還暦を迎える1964年生まれの全国の男女を対象に、インターネットリサーチで実施。2000人から有効回答を得ています。

 全回答者に、現段階の貯蓄金額(配偶者がいる場合は夫婦2人分)を聞いたところ、最も多かったのは「100万円未満」(28.9%)でした。その他は「100〜300万円未満」(14.7%)や「500〜1000万円未満」(13.1%)、「1000〜1500万円未満」(9.6%)などに回答が分散しています。

「500万円未満」の割合は50.5%、「2000万円以上」の割合は24.4%という結果に。半数が「500万円未満」となり、貯蓄金額の格差が浮き彫りとなっています。

 また、平均貯蓄額は2782万円でした。昨年(2023年)の3454万円から、672万円の大幅減少となっています。昨年までみられた着実な増加傾向から一転、2024年は2018年調査時(2725万円)と同じ水準まで減少したということです。なお、中央値は400万円となりました。

 調査結果を受けて、同社は「止まらない物価上昇や“貯蓄から投資へ”の流れなどが影響しているのかもしれません」とコメントを寄せています。