完実電気(株)は、自社ブランド「PERFECTION」を5月より再始動させる。その第一弾製品として、電源タップ2機種とアーススタビライザー1機種を展開。ここでは電源タップ2機種の詳細について解説する(以下税込)。

・アクティブフィルター搭載電源タップ

「PFT-T3000AF」 132,000円 5月30日発売

・パッシブフィルター搭載電源タップ

「PFT-T1000PF」 55,000円 5月30日発売

「PFT-T3000AF」は、8口のコンセントを持つ電源タップ。アクティブタイプのノイズエリミネーター(ANE)を搭載しており、電源ラインに重畳している高周波ノイズを抽出、ANE回路で光に変換することでノイズを低減させることができるという。

フロントパネルは強化ガラスパネルとなっており、コンセントの電源状況を可視化できるマルチメーターを搭載し、入力電圧、使用電流、電源周波数を表示する。またLEDランプの点滅の頻度によってノイズ量を目でも確認することができる。

壁コンセントからのノイズはもちろん、「PFT-T3000AF」に接続している機器側から発生するノイズに対しても効果があると説明。音質を劣化させる余計な干渉を極力抑えつつ、効果的なノイズ対策が実現できるとしている。

また、高周波以外のノイズ対策としてX/Yコンデンサー(パッシブフィルター)を搭載し広い帯域のノイズをカバー。内部配線材にはベルデンの16AWG OFHC銅線を使用する。

振動対策として剛性の高い鋼板フレームに、内部にハネナイトを配置したアルミインシュレーターを装備。また安全対策として、雷サージとサーマルプロテクターを搭載しており、雷や過電流が流れた際に機器を保護する機能も搭載している。

「PFT-T1000PF」も同じく8口の電源コンセントを搭載するが、ANE回路は省略され、X/Yコンデンサーによりパッシブタイプのフィルターを搭載する電源タップとなる。

インレット側の4口はアナログ機器向け、後段4口はデジタル機器向けとし、前段・後段の間にデジタルノイズの流入を防ぐ新開発フィルターを搭載。CDプレーヤーやDACといったデジタル機器と、アンプやレコードプレーヤー等のアナログ機器を分離することで、高周波ノイズの影響を防ぐよう設計されている。

こちらも振動対策として剛性の高い鋼板フレームに、内部にハネナイトを配置したアルミインシュレーターを装備。また安全対策として、雷サージとサーマルプロテクターを搭載している。またコンセントはそれぞれ外側を向いており、ACアダプター等を接続した際に、他のケーブルへの干渉を抑えている。

「PFT-T3000AF」のサイズは279.6W×126D×51.4Hmm、質量は約1.6kg。定格容量は100V/15A。「PFT-T1000PF」のサイズは255W×100D×43Hmm、質量は約700g。いずれもインレットの横にアース端子も搭載されており、電源ケーブルは付属しない。