オーディオテクニカは、ダイナミックマイクロホン「AT2040」に、新たにUSB機能やデジタル性能を加えた「AT2040USB」を5月26日より発売する。価格はオープンだが、税込22,000円前後での実売が予想される。

ハイパーカーディオイド特性を採用するダイナミックマイクロホン「AT2040」をベースに、コンデンサー型USBマイクロホン「AT2020USB-X」が備えるデジタル性能とUSB機能を加えたストリーマー向けの新モデル。

単一指向性(カーディオイド)よりもさらに指向性が狭いハイパーカーディオイド特性を採用。狙った音のみを収音できるので、配信やナレーション、実況の収録に最適とする。最大サンプリングレートは24bit/96kHzで、クリアで自然なサウンドを実現する。周波数特性は80Hz-16kHz。

新たにUSB Type-C出力端子を装備。USBケーブル(Type-C to Type-A)とUSB変換アダプター(Type-A to Type-C)も付属し、PCと直接接続してすぐに配信や実況環境を整えることができる。

77mW出力のヘッドホンアンプを内蔵し、背面のヘッドホン端子にヘッドホンを接続すれば、マイク音声入力を直接モニタリングすることができる。優れた明瞭度でボーカルや楽器音のディテールを再現するという。ヘッドホンのボリューム調整ダイヤルや収音した音とPC音源のバランスを調整できるミキサー調整ダイヤルを備える。

マイク本体は堅牢なメタルボディ仕様で、マイクスタンドやブームアームから伝わる振動を抑制するショックマウントを内蔵。別売のショックマウント「AT8458a」も取り付けられる。

振動や周囲の環境雑音をさらに抑制する「Low Cutフィルタースイッチ」、音響特性に優れた2種類の素材を組み合わせたポップフィルター、マイク音声を素早くかつ静かにミュートする静電容量式ミュートセンサーを装備。ミュート状態を一目で視認できるミュートインジケーターを備え、収音中は青く、ミュート時は赤く点灯する。外形寸法は最大52mm径、長さは145.3mm、質量は約600g。

「AT20」シリーズ専用のマイクロホンスタンド「AT8703」も同じく5月26日より発売する。価格はオープンだが、税込4,400円前後での実売が予想される。

AT20シリーズのマイクロホンと一体感あるデザインで、デスクの限られたスペースを有効活用できるコンパクトサイズ。使用時の安定感も追求し、本体部にはグラスファイバー入り樹脂素材、マイクホルダー取付部には専用設計「ロックダイヤル」を採用する。