Twitterは、有料プランであるTwitter Blueの加入者を対象に、ツイート後の編集可能な時間をこれまでの30分から1時間に拡大した。

Blueユーザーはこの機能により、投稿内容を更新したり、タグ付けを施したり、添付したメディアの順番を並べ替えたりできる。Twitterのヘルプページによると、「限られた数」の変更を加えることが可能とのことだが、具体的な回数は記されていない。

ツイート編集は、長年ユーザーから最もリクエストが多かった機能変更だった。しかし、投稿後に内容が書き換えられてしまうと、他のウェブサイトなどに埋め込んだツイート内容と食い違いが発生するといった問題もあり、なかなか採用されることはなかった。

ツイート編集機能、一部地域で提供開始。有料プランTwitter Blue加入者に

それが導入されることになったのは、イーロン・マスク氏がTwitterを買収し、それまでの経営陣を一掃、望みどおりに機能変更できるようになったためだ。ただし、マスク氏はツイート編集機能を月額980円(iOSおよびAndroidアプリ経由では月額1380円)を支払うBlueユーザーのみに限定している。

AndroidからもTwitter Blue登録が可能に。iOSと同じ月額1380円

また、ツイート編集機能の導入後は、さほど大きな問題や議論は起こっていない。今回の編集可能時間の拡大は、そうした背景もあるのかもしれない。

ちなみにTwitterの運営会社である、XのCEOの座は現在、イーロン・マスク氏から元NBCユニバーサル広告営業責任者のリンダ・ヤッカリーノ氏に引き継がれている。ただし、ヤッカリーノ氏は主に事業運営の部分を担い、Twitterの製品設計や新機能に関する意思決定は引き続きマスク氏が行っている。

なおNew York Timesの報道によると、マスク氏からヤッカリーノ氏へのCEOの交代はあったものの、Twitterの広告収入は低調で、2023年4月1日から5月上旬の5週間において前年に比べ59%減少しているとのことだ。

Source: Twitter(1), (2)

via: Mashable