DDTプロレスが3月30日、神奈川・横浜ラジアントホールで「April Fool 2024 TOUR in YOKOHAMA」を開催した。4月7日の後楽園ホールで秋山準&松永智充の挑戦を受けるKO-Dタッグ王者の遠藤哲哉&飯野雄貴が最後の前哨戦を制して、王座防衛に弾みをつけた。

 この日、遠藤&飯野は秋山、瑠希也組と激突。王者組は前回の前哨戦(3・26上野)で飯野が松永に直接ピンフォールを奪われているだけに絶対に落とせない一戦。かたや、瑠希也も4・7後楽園での若手トーナメント「D GENERATIONS CUP 2024」決勝戦(対戦相手はTo-y)を控えているだけに、簡単に負けるわけにはいかない。

 序盤には飯野が瑠希也に鉄柱攻撃も、火がついた瑠希也が奮闘して反撃。飯野が秋山にバーニング・エルボードロップを決めれば、遠藤はスワンダイブ式エルボー、ハンドスプリング式スクリューキックをさく裂。秋山も遠藤にラリアットで返していく。秋山が遠藤に投げ捨てジャーマンを放てば、瑠希也もジャーマンを決めるも飯野がカット。瑠希也は遠藤にエルボー連打、ランニング・エルボーバットを叩き込むもカウントは2。飯野が瑠希也にスピア、遠藤がブレーンバスターも秋山が阻止。遠藤は旋回式ト―チャーラックボムからバーニングスター・プレスのフルコースで瑠希也を仕留めた。

 遠藤は「最後の前哨戦、俺たちの勝ちだ。秋山準、DGC決勝進出の瑠希也から獲れたのはでかいぞ。勢いに乗った。松永、研究できたか?」と余裕の表情。飯野は「前回の試合はワン、ツーだよ。ワン、ツー、スリーじゃない。次は俺がワン、ツー、スリー獲って、バーニングが防衛してやるよ」と意気上がった。

 一方の秋山は「俺たちが獲るぞ。タッグチームのなかでは穴はないけど、ずっと見て来たタッグチームのなかでは穴があると思うし、マッちゃんも俺もベテランだから。つけ入る隙はたくさんあると思う。(松永は)急きょということだけど、俺は彼の実力、その他を信用してるから。あとは獲るだけ」と自信のほどをのぞかせていた。

 【大会名】April Fool 2024 TOUR in YOKOHAMA
【日時】2024年3月30日(土)
【会場】神奈川・横浜ラジアントホール
【観衆】228人(満員)

▼オープニングマッチ 30分一本勝負
男色ディーノ&○アントーニオ本多 vs 平田一喜&須見和馬●
8分20秒 ジャパニーズ・レッグロック・クラッチ・ホールド

▼第二試合 30分一本勝負
HARASHIMA&樋口和貞&○彰人 vs 納谷幸男&高尾蒼馬&高鹿佑也●
10分47秒 サソリ固め

▼第三試合 スペシャルシングルマッチ 30分一本勝負
○KANON vs 岡谷英樹●
10分38秒 TKO勝ち
※コブラツイスト2.0→レフェリーストップ

▼第四試合 スペシャルタッグマッチ 30分一本勝負
勝俣瞬馬&●イルシオン vs Hi69○&ヤス・ウラノ
10分50秒 エビ固め
※ストゥーカスプラッシュ

▼セミファイナル 30分一本勝負
○遠藤哲哉&飯野雄貴 vs 秋山準&瑠希也●
12分38秒 エビ固め
※バーニングスター・プレス

▼メインイベント スペシャル6人タッグマッチ 30分一本勝負
上野勇希&MAO&●夢虹 vs クリス・ブルックス○&高梨将弘&正田壮史
21分9秒 エレベーターアクションデスパレード

〈写真提供:DDTプロレスリング〉