DDTプロレスが5月17日、東京・上野恩賜公園野外ステージで「初夏のビアガーデンプロレス【DAY2】」を開催した。大会開始前に5月26日、東京・後楽園ホールで行われる「KING OF DDT〜20th Anniversary〜」準決勝&決勝に向け公開記者会見が実施され、DDT UNIVERSAL王者のMAOが力強く優勝を宣言した。

 ベスト4に残ったのはMAO、樋口和貞、クリス・ブルックス、佐々木大輔で、準決勝の組み合わせはMAOvs樋口、クリスvs佐々木となっている。

 現在UNIVERSAL王座を8連続防衛中で波に乗るMAOは「この準決勝で勝って、残すところ、あと2つ。なぜならトーナメント優勝、もう1つ勝ったらKO-D無差別級チャンピオン。つまり俺はあと3つ勝てば、DDTの頂点に立つことができる。一番実績も勢いも謎の力もあるんだ。今年は俺がDDTのトップを取る。テッペン目指して飛んでやるよ」とキッパリ。

 2022年覇者の樋口は「トーナメント、ここまで勝ち上がってきました。まずは準決勝、MAO戦に集中したいと思います」と一番一番の覚悟を示した。

 2連覇を目指すクリスは「2つ勝った。26日に準決勝やる。正々堂々な試合なら絶対俺が勝つと思う。でも絶対反則するでしょう?」と問い掛けた。佐々木が「反則する」と回答すると、「それでいい。俺も反則できるノーDQマッチ、ハードコアマッチでも何でもいい。どうでしょう?」と提案。

 佐々木は「オイ、クリス・ブルックス。テメエなんか眼中にないと言いたいところだが、今俺の眼中に入った。ノーDQ、反則ありでも、反則なしでもどっちでもいいよ。何でもやってやる。ブリティッシュ野郎。テメエをゲロまみれにしてリングに沈めて、決勝はどっちもいい。2人来てもいい。佐々木大輔がちょっくら優勝してきます」と不敵に話し、「俺たちの試合のルールはノーDQにしてくれ」と要望。両者の合意があったことから、この一戦はノーDQマッチで行なわれることになった。

 また、MAOは「クリスだったら100%勝てるんで、(決勝には)クリスに上がってきてほしい。なぜなら負けたことがそんなにない。佐々木大輔には苦手な意識がある」として、クリスとの決勝戦を希望したが、果してどうなることやら。

【大会名】初夏のビアガーデンプロレス【DAY2】
【日時】2024年5月17日(金)
【会場】東京・上野恩賜公園野外ステージ
【観衆】346人

▼オープニングマッチ 30分一本勝負
樋口和貞&●石田有輝 vs HARASHIMA&中村圭吾○
11分47秒 片エビ固め
※ダイビング・ヘッドバット

 ▼第二試合 不忍池イリミネーションマッチ 30分一本勝負
●MAO&●To-y vs 大鷲透&彰人○
7分57秒 アウト・オブ・ザ・不忍池
※相手チームを2人同時に会場内の池から外に出したチームが勝利となる特別ルール。

▼第三試合 30分一本勝負
○佐々木大輔&KANON&MJポー vs 秋山準&納谷幸男&大石真翔●
8分42秒 クロス・フェースロック

▼第四試合 30分一本勝負
○クリス・ブルックス vs 高鹿佑也●
12分0秒 ヒールフック

▼第五試合 スペシャルタッグマッチ 30分一本勝負
遠藤哲哉&○飯野雄貴 vs 上野勇希&平田一喜●
12分37秒 片エビ固め
※スピア

▼セミファイナル 男色ディーノ生誕前夜記念試合〜2代目男色ディーノ襲名試合 30分一本勝負
●正田壮史 vs 須見和馬○
12分2秒 片エビ固め
※男色ディーノレフェリーの男色ドライバー

▼メインイベント DDT EXTREME選手権試合〜歴史を残せ!!3本ポッキリ大作戦 60分三本勝負
<王者>勝俣瞬馬(2−1)アントーニオ本多<挑戦者>
①1カウントフォール・セコンドわさびシュークリームマッチ
●勝俣 vs アントン○
5分17秒 わさびシュークリーム当たり

②スクランブルバンクハウス・ブラジャーハントマッチ
○勝俣 vs アントン●
6分49秒 ブラジャー装着
③オンリー2カウントフォールマッチ
○勝俣 vs アントン●
5分0秒 後方回転エビ固め
※第59代王者が3度目の防衛に成功。

〈写真提供:DDTプロレス〉