細貝萌、原口元気の古巣でもあるドイツ2部ヘルタ・ベルリンとキットサプライヤーのNikeは28日、デザインに懐かしさを覚えるスペシャルユニフォームを発表した。男女チームがそれぞれ1試合限定で着用する。

Hertha Berlin 2023-24 Nike Special Edition





ヘルタ・ベルリン 2023-24 Nike スペシャルエディション ユニフォーム

日本の色名でいう“藍色”に近いブルーとホワイトのボーダー柄に、一目で懐かしさを覚える人もいることだろう。今回のデザインは、1990年代末期に登場した二つのユニフォームに着想を得ている。



ヘルタは1963年に創設されたブンデスリーガ1部のオリジナルメンバーだが、その後は降格(一時期は3部にまで転落している)と昇格を繰り返すエレベータークラブとなる。

そんなヘルタが4度目の1部昇格となったのが1997-98シーズン。この昇格シーズンは11位とまずまずの成績で終えるが、翌98-99シーズンは3位でフィニッシュと大躍進し、初のUEFAチャンピオンズリーグ出場を決めている。この2シーズンのユニフォームで今回のような“藍色ボーダー”を採用していた。



97-98、98-99の2シーズンでの活躍によりヘルタは首都ベルリンのクラブとして認知され、ファンクラブの会員数やシーズンチケットの売り上げが急速に増加したという。

今回の特別ユニフォームはアイコニックな色とボーダーで、そんな時代の空気感をも演出。おそらくはどちらか特定のシーズンを再現したというわけではなく、この両シーズンをイメージしたものと思われる。

久々に登場した円形のエンブレムや、シャツ前面右下のエンブレムタブなども、90年代末期の2つのユニフォームを再現。ちなみのその時代のユニフォームは、現在でもファンの間で非常に人気が高い。



このユニフォームは、今季ホーム最終戦となる5月11日の第33節カイザースラウテルン戦で選手が着用する。女子チームも5月24日の試合で着用予定だ。

なお、一般向けには発表当日の4月28日にクラブ公式オンラインストアで発売となったが、すぐに完売している。