リヴァプールからモナコに加入した昨季は非常に苦しいシーズンを過ごした南野拓実。しかしながら、アディ・ヒュッター監督が就任した今季は劇的なほどの大復活を遂げた。
ここまでの成績は9ゴール6アシストで、ウィサム・ベン・イェデル(15ゴール2アシスト)に匹敵するほど得点に関与している。
その南野拓実が今回リーグ・アン公式でインタビューに答えており、好調の理由を明かしていた。

「今季の自分の成長に関して言えば、アディ・ヒュッター監督の哲学が僕のプレースタイルに合っていることが大きいと思う。
プレーしていても、監督が何を求めているかということが完全に理解できる。それが昨シーズンとは大きく違う。
そして昨年の夏、実戦に戻る前に自分でいろいろと準備したおかげで、今シーズンはとてもいいスタートを切ることができた。
1対1での距離感もかなり良くなったし、相手よりも前に出ることがうまくなったと思う。難しくならないようにボールをもらうための受け方もわかったし、自分の持ち味でもある敏捷性も生かせる。
モナコのトレーニング施設はヨーロッパでもトップクラスだね。フィジカルトレーナーもスタッフも素晴らしい能力を持っている。練習後のウェイトトレーニングも、敏捷性を高めるためのエクササイズも、選手一人ひとりに合わせたプログラムがあって、とても先進的だよ。彼らのおかげで自分の今のレベルがある。
(日本人選手にフランスに来て欲しいとアドバイスする?)間違いないね。5大リーグでもっと多くの日本人選手がプレーすれば、代表の基準も上がっていくと思う。それは日本にとって絶対に必要なものだよ。
伊東純也や中村敬斗、そして僕のような選手がプレーして日本人選手の評価を高めて、より多くの選手がここに来るようにしなければならないね。それは良いことだよ」

今季の好調の理由については、アディ・ヒュッター監督のプレースタイルが完全に理解できていることが大きいとのこと。
またモナコの施設やトレーニングについてはトップクラスのレベルがあり、そのおかげで高いパフォーマンスを維持できているそうだ。