26日、元日本代表の城彰二が自身のYouTube(『Joチャンネル』)に最新の動画をアップし、カンプノウでバルセロナと対戦したバジャドリー時代を振り返った。
城は2000年1月に日本人として初めてスペインのリーガ・エスパニョーラのバジャドリーへ移籍。怪我の影響により半年で退団したものの、15試合2得点を記録した。

振り返ったのは城が加入して間もない2000年2月20日に行われたカンプノウでのバルセロナ戦。

この試合を「忘れられない」「超テンション高かった」という城は、当時アウェイ側のロッカールームが「とんでもなく汚かった」ことやピッチに降り立った際の感動などを熱っぽく語った。

試合は元ブラジル代表FWリヴァウドの2得点などでバルセロナが4-0で大勝。ただ城自身は「それなりにやれた感はあった」と手応えのある試合だったと振り返った。

そして話は余談に。城はこの試合のハーフタイム中、後にバルセロナからレアル・マドリーへ禁断の移籍をするポルトガルのレジェンド、フィーゴから寿司屋について話しかけられたという有名な話を改めて披露した。

そのフィーゴとは、試合後に互いのユニフォームを交換する約束をしたがそれは叶わなかった。というのも試合後、プジョルがダッシュで現れて交換を猛烈に迫ったのだという。

プジョルはバルセロナとスペイン代表で主将を務めた超レジェンドだが、当時は出始めの頃でまだまだ無名。城はフィーゴと交換する予定であることを説明して拒否したが、プジョルは「(そんなの)関係ねぇ!」といった調子で交換を強く迫ってきたという。この猛烈なアタックに折れた城はプジョルとユニフォームを交換することになったようだ。

フィーゴの一着が欲しかった城は「プジョルのいらねーな」と思っていたそうで、後に、自身の知り合いでバルセロナの大ファンだという俳優のいしだ壱成さんにこのユニフォームをあげてしまったのだという。

ちなみにフィーゴとは後日バルセロナにある寿司屋で再会し、サイン入りのユニフォームをもらったとのこと。