レアル・ソシエダでプレーする久保建英。2001年6月生まれの彼はパリオリンピックに出場できる年齢だが、日本サッカー協会が今大会には招集しない意向と報じられた。

そうしたなか、スペイン紙『Mundo Deportivo』は、「久保、五輪出場見送り。パリは怪我のリスクに見合わない」と伝えた。

久保はパリ五輪出場に前向きだったとされているが、ソシエダは乗り気ではなかったという。1月〜2月のアジアカップに出場した久保に蓄積された肉体的負担はとてつもなく大きかったため、ソシエダは五輪には出場しないように促したそう。そのうえで、同紙はこう伝えている。

「7月24日から8月10日にかけての死闘に挑むために、夏の間に激しい準備に戻ることを強要すれば、怪我や筋肉疲労のリスクは倍増する。

出場しないことが決まれば、まず休養をとり、ソシエダで通常のプレシーズンを行い、8月中旬のリーガ開幕を万全の状態で迎えることができる。

ソシエダのもうひとつの主張は、彼が3年前の東京五輪に出場していること。パリは久保が怪我をするリスクには値しない」

久保は2月以降ゴールから遠ざかっており、アジアカップ以降はやや調子を落としている。

ソシエダは25日のアトレティコ・マドリー戦で今季を終えた後、来日して東京ヴェルディとの親善試合を行う。