3日に行なわれたイングランド・プレミアリーグの第31節で、ルートン・タウン相手に2-0と勝利を収めたアーセナル。
マルティン・ウーデゴールが先制ゴールを決め、さらに前半終了間際にはエミール・スミス・ロウのクロスから橋岡大樹のオウンゴールでリードを広げた。
3ポイントを獲得したことでリヴァプールやマンチェスター・シティとの激しい優勝争いに食らいつき、暫定首位に立った(4日の試合結果で2位に転落している)。

この試合で左サイドバックとしてほぼ2ヶ月ぶりに先発出場したのが、ウクライナ代表DFのオレクサンドル・ジンチェンコ。
このところふくらはぎの状況が万全ではなかったこともあり、ヤクブ・キヴィオルにポジションを明け渡したうえ、冨安健洋も怪我から復帰してきたことでスターターの機会が減っていた。
しかし今回は久しぶりのスタメン出場で勝利に貢献。終盤に冨安健洋と交代するまで長い時間プレーすることができた。
『Football London』によれば、激しいポジション争いに直面しているジンチェンコは以下のように話していたという。
「それぞれのポジションにいい競争があることは、チームにとってとても良いものでしかないと思うよ。
全員が戦いを必要としている。試合でプレーするため、そのチャンスを得るためにハードワークしなければならない。それは我々にとっていいことなんだ。
プレミアリーグとチャンピオンズリーグを両方戦えるだけのメンバーが揃っているか?まだ多くの試合が残っているから、今はまだ答えることができないね。
我々は昨季すでにいい経験をしてきた。他のチームに大きく引き離されて、最終的に望んだものが手に入らなかったという経験をね。それを生かす必要があるし、何が起こるか見ていかないとね」

ジンチェンコは今季18試合に先発しており、5試合が途中出場。冨安健洋は5試合に先発、10試合に途中出場。そしてキヴィオルは10試合に先発、7試合に途中出場している。
左サイドバックのポジションを務められる選手が多いことは、チームの中での競争を高める上でとても良いものだ…とジンチェンコは感じているようだ。